発達障害者の品出し業務における合理的配慮事例

2015年度作成
事業所名
合理的配慮事例・27019
業種
小売業
従業員数
169名
職種・従事作業
小売スーパーの品出し
障害種別
発達障害
障害の内容・特性
知的判断力に問題はないが、指示内容と行動がうまくかみ合わず作業の習熟が遅い。
作業場面で求められる返事、報告、指示内容の確認など言語応答によるものは苦手である。
言語を介した指示よりは、文字化した具体物を通して作業指示をした方が定着しやすい。

障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

ジョブコーチ支援開始直後は障害特性の理解、対応方法等で定期的に情報交換の場を設定していた。
現在も月1回、仕事の優先順位と見直しを行い、作業指示が脱線しないように確認をしている。

配慮を受けている障害者の意見・感想等
  1. 報告者が専任されて、指示がはっきりと伝わってくる。また、やり方を紙とか写真で渡されたのは良かった。作業の目安をつけられるようになった。
  2. 集中して何かをやるという感覚がつかめなかった。実感がわかなかったが、今はわかってきた。今でも他の人の動きがつかめないで、品出し商品がかぶる時がある。それが今の自分の課題とのこと。他のパートナーさんに状況を聞いてみることで注意したい。

※取材時に対象障害者から、職場のリーダーから“仕事が速くなった”と褒められたことで、“速くやるということの意味がわかりました。”と述べるなど、感覚的な意味合いが体験を通して学べていると話していた。できたときには、褒めるという行為も時として必要な配慮と思われた。

アンケートのお願い

皆さまのお役に立てるホームページにしたいと考えていますので、アンケートへのご協力をお願いします。
なお、事例掲載企業、執筆者等へのお問い合わせや、事例掲載企業の採用情報に関するご質問をいただいても回答できませんので、あらかじめご了承ください。
※アンケートページは、外部サービスとしてユミルリンク株式会社提供のCuenote(R)を使用しております。

アンケートに答える(別ウィンドウで開きます)