発達障害者の事務補助における合理的配慮事例

2015年度作成
事業所名
合理的配慮事例・27260
業種
製造業(除外率設定業種)
従業員数
1,000名
職種・従事作業
1.不要機密書類の分別・シュレッダー作業
2.経理部門の伝票仕分け作業
3.資材部門のマニフェスト印刷作業、ファイリング作業
障害種別
発達障害
障害の内容・特性
学習障害または分類不能の発達障害との診断あり。言語理解や習得知識は豊富であるが、コミュニケーションが苦手で、対人関係が作りにくい。視覚認知が弱く、注意・集中力の持続が難しい。睡眠障害があり作業中でも眠ってしまうことがある。
障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

対象障害者は3ヶ月間のトライアル雇用を経て常用雇用となる。常用雇用にあわせて、従来、経理部の社員が行っていた作業を対象障害者の作業として取り組むこととした。新たな業務であり、手順を含め一緒に作業方法を確立し文書化を行った(自分が主担当であることの責任感を与えるため)。また、書類の綴り方など経理のベテランには分かっても対象障害者には分かりにくい部分(いわゆる暗黙の了解)が散見されるため、誰でも分かるように整備した(判断に迷うことが能率低下を招くため、できるだけ迷わずできるようにファイルの表示などを整備した)。そして、眠気によるミスが予想されるため、その防止策を検討した。

配慮を受けている障害者の意見・感想等

全体的に良くしてもらっており感謝している。特に、眠いときの配慮が非常にありがたい。後輩が自分と同じ作業をするようになり、自分の仕事を取られるという不安がないわけではないが、先輩として教えていかないといけないと思っている。

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