事業所名

合理的配慮事例・27264

業種

物流（除外率設定業種）

従業員数

524名

職種・従事作業

庶務、清掃

障害種別

発達障害

障害の内容・特性

人とのコミュニケーションに関心がない。自らの要求が困難だが、表情や態度に表れる。
口頭だけの指示では難しく、具体的に提示することで理解し行動することができる。

その他

障害者職業生活相談員

募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

公共職業安定所からの紹介の際に、地域障害者職業センターで対応等の説明を受けた。

面接・採用試験について、文字によるやりとりや試験時間の延長等を行うこと

採用試験の代わりに数回の面談を行い、ジョブコーチの支援を受けながら2週間の実習を行った。

その他の配慮

雇用前に地域障害者職業センターへどのような対応をしたら良いかなどの相談し、実習など手順を踏み雇用となった。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

総務・人事課が専任となり直接の担当者を1名配置している。
担当者とは別に、障害者職業生活相談員が2名（課長、課長代理）在籍している。
毎日朝夕の1日2回、10分程度のミーティングを行っている。記録表を用意し、記入することで1日の業務の把握をしている。言葉での訴えはないが、表情に表れるので周囲が汲み取るようにしている。その他に日報があり、保護者はそちらで確認してもらっている。当初は3ヶ月の予定だったが、現在も継続している。

教育実施記録

業務指示やスケジュールを明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順について図等を活用したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

写真付の工程表を一週間ごとに作成している。1日の作業の流れ（時間）がわかるように工夫している。各作業についても、個別の担当者が明記されており、その都度対応できるようにしている。

週間スケジュール表

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

勤務は、月曜日から金曜日の8:30～14:00としている。
木曜日は通院があり、病院での座談会などに参加できるように配慮している（テーマは勤務時間に関するものなど）。
基本的には生活リズムは正確なので遅刻などはない。ただし、業務中の状況によっては休憩を多くとるように配慮している（特に夏場など）。

感覚過敏を緩和するため、サングラスの着用や耳栓の使用を認める等の対応を行うこと

環境への配慮として、作業場は会議室を準備。現在は他の社員と同じフロアでの作業も可能となっている。
独り言が多く、多動性もあるが、障害者を配属する部署には、あらかじめ説明して理解を得ている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

配属先の総務人事課、同じフロアとなる経理課の社員に対しては、地域障害者職業センターへ対応等の説明をお願いしている。
業務で関わりがある他の部署の担当者へは別途説明している。
他の部署については、質問等あればその都度説明等対応している。

その他の配慮

コミュニケーション用のノート（個人の記録）を活用している。
懇親会などの会社行事への参加の声掛けを行う。

障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

配慮を受けている障害者の意見・感想等