募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

（実例）
採用実績のある支援機関と事前に本人特性や配慮事項を十分打ち合わせしたうえで、当社においても充分な面接を行う。支援機関にも同席してもらい、本人が落ち着いて面接を受けることのできる雰囲気作りをしている。

その他の配慮

（実例）
面接時は、就労支援員が同席していたとしても、本人から話してもらうようにしている。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

（実例）
担当者2名と営業所長は常に作業現場に常駐している。業務の指示出しは、担当者2名が主として行っている。

本人の習熟度に応じて業務量を徐々に増やしていくこと

（実例）
スタンプ押しやリボンカット等の単純作業、伝票を使用しての仕分けや数えの作業、製本等の細かな作業をやってもらっている。初めは、単純作業から開始し、作業がこなせることが確認出来た段階で、次の仕事に移ってもらうようにしている。

図等を活用した業務マニュアルを作成する、業務指示は内容を明確にし、一つずつ行う等作業手順を分かりやすく示すこと

（実例）
10コ単位に区切られた箱を使用し、完成したものを1コずつ、その箱に入れる等作業のやりやすいツールをいくつも作成している。また、作業マニュアルは、あえて各自で作らせて、作業手順の定着を図っている。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、体調に配慮すること

（実例）
知的と精神障害を合わせ持つ障害者も雇用していることから、体調不良の場合は、休暇等をとってもらっている。現在、作業場の拡張を予定しているが、トイレは作業場と近くになるようレイアウトに気を遣った。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

（実例）
他の労働者は、障害者の雇用管理者のみなので、全員が配慮事項について、了知している。