募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

（実例）
かならず同席を求める。個々の特性、企業就労の可否確認のため。

その他の配慮

（実例）
事業所への質問・回答は特例子会社の特性上、知的障害者の従業員全般に対する「配慮の内容」ということで回答を依頼した。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

（実例）
個々の業務を指導する担当者は定めるが、関わり方としては全員（チーム）での対応という考えに立つ。

本人の習熟度に応じて業務量を徐々に増やしていくこと

（実例）
職種は同じだが異動という対応方法もある。清掃であれば担当する建物を変えるなどしてモチベーションを高めていく。

図等を活用した業務マニュアルを作成する、業務指示は内容を明確にし、一つずつ行う等作業手順を分かりやすく示すこと

（実例）
本社においては、作業手順のDVDを作成している。また各就労場所において、業務改善の提案制度を設け、好事例には表彰を行う。（例）掃除機の移動のため手作りの台車を発案。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、体調に配慮すること

（実例）
月1回、各地域の職員も交互に集めて研修を行い（つまり2か月に1回参加）、自己管理を指導している（欠勤の場合は自ら電話連絡させるなど）。課題がある時は、原則は支援機関をとおすが、緊急性がある場合は直接保護者へ伝える。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

（実例）
担当指導員には先入観を待たないようあえて具体的な説明はしない。まず本人と付き合うことから始めなさいということ。逆に、清掃等の請負先には説明をする。その際、併せて①腫れ物に触るような対応はしなくてよいこと、②指導員の指示と異なることは言わないで欲しいこと（本人混乱）を伝える。

その他の配慮

（実例）
7月、12月に交流を深めるための行事（社内遠足、クリスマスパーティーなど）を行っている。