募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

障害者職業センターにおいて準備訓練を受けていたため、本人の他、母親、障害者職業センターカウンセラー、ハローワーク職員が同席した。
訓練の内容の説明や障害の状況について、障害者職業センター、ハローワークから説明。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

メンテナンス室に配属されており、原則、担当部署のリーダーが作業指示をする。
室の管理者は細かく障害者の状況を把握しているが、作業について気がついたことは、リーダーに伝え、指示している。
毎週実施する室のミーティングにおいて、週の目標や、個人の目標を明らかにし、互いにフォローできる職場を目指すように全員の意識付けを行っている。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

採用時は、1日6時間、週5日勤務で採用、身体に無理がかからず、仕事を続けたい時は時間延長を認めている。
初めててんかん障害を持つ人を雇用したため、本人に発作が起きた時の対処法を書かせ、仕事中よく行く場所3か所に掲示し、社員全員が対応できるようにした。
体調が悪そうな時は声をかけ、早退を促す。

できるだけ静かな場所で休憩できるようにすること

食堂がなかったため、昼食時に会議室を開放した。

本人の状況を見ながら業務量等を調整すること

出荷作業のほかに、パソコンによる出荷指示書の作成も担当するようにしたが、入力業務を長時間続けると、顔が紅潮し、作業が止まってしまうため、2時間以内にとどめるよう、作業内容について調整をしている。