聴覚障害者雇用への取り組み~社内手話教室の開催~
2002年度作成
事業所名 | 富士重工業株式会社 群馬製作所 | |||||||||||||||||||||
所在地 | 群馬県太田市 | |||||||||||||||||||||
事業内容 | 自動車部門を中心に、航空宇宙、産業機器、エコテクノロジー、ハウス事業を展開する多面的企業である。 | |||||||||||||||||||||
従業員数 | 8,283名 | |||||||||||||||||||||
うち障害者数 | 95名
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1.はじめに
以前からスバル車の製造職場を中心に聴覚障害者を雇用してきたが、経営の安定を機に企業としての責務、社会に対する貢献の観点から平成11年から障害者の採用を体系的かつ組織的に再開した。 平成12年4月、9名の聴覚障害者を受け入れるにあたり、新たに『ユニバーサル化計画』と名付けた取組みを始めた。これはノーマライゼーションの理念とバリアフリー、さらには工場のアメニティ向上を目標とし、人事部門だけでなく生産技術、製造、施設建設担当部署との共同プロジェクトである。まず、聴覚障害者の採用再開に伴う受入れ体制の整備と製造ラインへの配属に取り組んだ。 | |
2.障害者雇用の考え方~『ユニバーサル化計画』~
富士重工(スバル)における『ユニバーサル化』とは、当社の企業理念「個性と社会との調和」の実現と再確認の作業であり、単に障害者雇用を拡大し雇用率確保を目指すに留まらず、会社・社員全体の社会との調和を進化させるためのもの、つまりは理念の、スバルらしさの深化を目指すものである。そこで言うスバルらしさとは、障害者ばかりの職場を作り働きやすい環境を作ることを選択するのではなく、当社のあらゆる職域に能力に応じてどこでも受け入れられる環境を作ることに他ならない。その作業を通して真の調和の実現を目指し、新たな企業の力を身に付けるのを目的としている。 結局、『ユニバーサル化』の考え方では、「だれでも働ける工場」という点がポイントになる。近い将来、少子・高齢化問題は避けて通れない課題であり、障害者・高齢者・男女を問わず活躍できる工場にしたいと考えている。そのためにはたんなるバリアフリー化ではなく、だれでもが働きやすい製造ラインを作ることが重要だと感じている。 ※聴覚障害者にとってのユニバーサル化は、コミュニケーションの壁を取り除くことだ。平成12年4月に9名の新卒者を採用するにあたり、コミュニケーションに留意することを重点目標にして受け入れ体制を整備した。 |
(1)受入体制整備の目標 |
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(2)目標達成のための施策 |
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(3)内容(受入年間スケジュール) |
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3.手話教室の開講
(1)手話教室の実施 |
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(2)手話教室の内容(平成14年) |
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手話教室風景
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4.今後の課題と対応
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執筆者:元県立ろうあ学校教頭 高野 佐太郎 |
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