事業所名

株式会社ソユー

所在地

秋田県秋田市

事業内容

アミューズメント施設の企画・運営管理

従業員数

370名

うち障害者数

4名

 

障害	人数	従事業務
視覚障害	0
聴覚障害	0
肢体不自由	1	アミューズメント施設のフロア業務
内部障害	0
知的障害	3	清掃1  荷受・書類整理業務1景品準備業務1
精神障害	0

目次

1. 事業所の概要、障害者雇用の経緯
2. 取り組みの内容、効果
3. 取り組みの課題、今後の展望等

事業所外観（本社）

高崎店のエントランス

1． 事業所の概要、障害者雇用の経緯

昭和54年に創業し、「健全性」と「安全性」を経営方針として、全国のショッピングセンターを中心に、同センター内にアミューズメント施設を展開している。平成5年に青森県弘前市のビブレ（現さくら野百貨店）内に直営の第1号店を開設した。現在は、秋田県内に直営店4店舗のほか、北海道から九州の全国各地に37店舗を開設している。平成12年には秋田県の「あきた21企業育成プロジェクト事業」の対象企業に選定された。

障害者雇用については、平成15年に初めて知的障害者を1名採用した。その後「株式会社ソユー・コンプライアンス行動憲章」の理念に掲げる社会貢献を目的に、平成19年から障害者の雇用に力を入れており、この年には秋田県内の直営店で身体障害者1名、重度知的障害者1名、本社で1名の知的障害者を採用し、現在では4名の障害者を雇用しているが、うち2名は重度障害者である。

今後も障害者雇用の促進に努めていく方針である。

2． 取り組みの内容、効果

平成15年に、ハローワークと秋田障害者職業センターからの強い要請を受けて、障害者1名を初めて雇用した。当時、障害者に対する知識や経験が全くなく、障害者に対する細やかな指導やコミュニケーションが行いにくく、その不安から障害者雇用にはかなり消極的であった。そのため、ジョブコーチによるサポートを要請し、障害者と雇用者への指導やアドバイスを受けた。障害者個々の特性や理解度が異なることから、障害者それぞれの適性、技量等を考慮し、それに合わせて障害がどう影響するのかを判断し、配置することとした。できない業務への配置ではなく、できる業務に着目して任せられる職域（仕事）を洗い出した。今では自発的に仕事をこなすまでに成長し、自覚と責任感も芽生えて頼もしい存在になっている。

最近は、ジョブコーチ支援やトライアル雇用制度を並行利用し、障害者を積極的に雇用している。また、障害者介助等助成金などの各種援助制度を活用し、障害者の長期定着に努めている。秋田県のハローワークが定期的に開催している障害者の「合同就職面接会」にも積極的に参加している。近隣の養護学校や特別支援学校の生徒による職場体験実習も受け入れている。

3． 取り組みの課題、今後の展望等

現在、当社の雇用率は、1.62%である。まずは早期に法定雇用率をクリアすることが当面の課題である。目標は直営店1店舗に1～2名の障害者を雇用することを検討している。社内で働く健常者に対して、障害者職業生活相談員が率先し、障害者雇用に対する理解を深めてもらえるような働きかけを推進していくことも、一方法と考えている。

働く障害者がやりがいを持って仕事に取り組めるように、これまで以上に障害者のメンタルヘルスには気を配りたい。また、ハローワークや秋田障害者職業センター、障害者就業・生活支援センター等の各種関係機関との連携を強化して、障害者のための職場改善を進め、よりよい職場環境づくりに努めていきたいと思っている。

①景品準備の作業風景

②こんな形となってゲーム機内へ

お菓子ひとつひとつをテープでつなぎ合わせ、L字を作っているのは①の写真の障害を有する従業員

執筆者  ：  株式会社ソユー  総務部  人事担当  佐藤  記一