事業所名

有限会社大和リネンサービス

所在地

和歌山市井ノ口384番地

事業内容

総合リネンサービスを通じて、地域社会に貢献（受注先：病院、航空、健康ランド、レストラン、理美容等）

従業員数

74名

うち障害者数

8名

 

障害	人数	従事業務
視覚障害	0
聴覚障害	0
肢体不自由	1	配送
内部障害	0
知的障害	7	おしぼり部門、タオル部門
精神障害	0

目次

1. 事業所の概要
2. 障害者雇用の経緯、背景
3. 取り組みの内容
4. 今後の課題と展望

事業所外観

ホームページアドレス

http://www.daiwalinen.co.jp/index_top.htm

1. 事業所の概要

・昭和58年4月

和歌山市にて創業開始

・昭和59年10月

有限会社大和リネンサービス 設立

・平成4年8月

関西国際空港開港に向け工場移転拡張（現住所）

機内用品対応の最新の機器設置（空港まで車にて所要25分）

・所在地

本社、第一工場とも和歌山市内の同じ敷地内にあり、第二工場は和歌山市の別地区にある。

・主な営業種目

（1）病院

基準寝具一式

（2）航空関係

「機内用品」おしぼり・ヘッドホーン・イヤホーン・機内用品全般
航空機内絨毯クリーニング

（3）健康ランド・ゴルフ場・レストラン・理容美容タオル

業務用クリーニング・制服リース・バスローブ・バスタオル
テーブルクロス・おしぼり

（4）レンタルマット

2. 障害者雇用の経緯、背景

（1）障害者雇用までの経緯

会社設立当時から、1～2名の障害者の雇用をはじめ、多い時には13名の障害者雇用を図ってきた。

クリーニング作業は単純な繰り返し作業が多く、障害者の採用可能な職種がある職場環境でもあり、また、創業者である桑原社長の障害者の「自立」との想いから、会社設立当初から障害者雇用に配慮してきた。

現在は、おしぼり部門・・・5名、タオル部門・・・2名、配送部門・・・1名の合計8名の障害者を雇用している。

（2）事業所としての姿勢

会社設立当初から、対応できる部門については、できるだけ障害者雇用の場とすることを心掛けてきた。その当初の方針は今でも堅持されている。

また、最近の業務の機械化に伴い、危険の少ない安心した職場環境が比較的多くなってきている中、今後とも障害者の「自立」に貢献できる職場をより多く取り入れていくことが、当社の経営理念の一つとして考えている。

3. 取り組みの内容

（1）各部門での業務内容及び障害者の業務

上記の3部門が、現在のところ障害者が従事している業務であるが、各障害のある従業員の適性（性格、得意な点）を考慮して、それぞれに見合った業務の配置を考えている。

（2）就業以外のフォロー

業務終了後においても、常に、個別にコミュニケーションを取るように心がけている。特に、障害のある従業員から体調の不良を訴えかけることは、なかなかない中、まずこちらから、声をかけることの重要性を大切にしている。

また、障害者の方が、地域社会の中に溶け込んでいくことが大事であり、社会人としてのマナーについても、十分適応できるように指導をしている。

パートの女性と一緒に助け合って働いている

袋詰めされたおしぼり検品作業

集荷されてきたタオルの洗濯機投入前

おしぼり袋詰め作業場の風景

（3）障害者の処遇

労働時間、賃金、福利厚生面は健常者、障害者の区別はいっさいしておらず、お互いによく理解しあう、職場風土を作り上げている。お互いに協力をして、一つの仕事に責任と誇りをもって、その業務に専念している。そのために、お互いをよく理解しあう場の提供に、当事業所として常に心がけている。

4. 今後の課題と展望

当事業所では、今後とも職場の活性化を図る上で、従業員間の意思疎通の円滑化は、永遠の課題である。

ただ、会社設立以来の障害者雇用の実績と経験を踏まえ、業務の活性化・生産性の向上については、障害者雇用の充実とともに、相反する関係ではなく両立できるノウハウを蓄積し、その内容をさらに充実していくことが、これからの時代の要請に応えられる事業所として、地域社会に貢献できるものと考えている。