ハローワークの紹介による応募であり、事業所は難病の方であることをハローワークから聞いており、面接時は体調面に配慮しながら面接した。面接時間も短時間とした。
面接場所が病院であり、体調が悪くなった場合にも対応面での不安はなかった。

本人から特に同席の要望はなく、事業所担当者と本人の1対1の面接であった。

当初の募集は「医療事務」であったが、応募者（対象者）が難病であることから、事業所は負荷の比較的軽い「病棟事務」をハローワークを通じて本人に提案し、了解されたため面接を行い、採用に至った。

看護師長－主任－プリセプター（新人教育担当のナース）の3人体制を組んだ。

・対象者は平日の定期通院が必要であるが、医療事務職は平日が勤務日であることから、通院に配慮し、毎週木曜日が休日の病棟事務職を提案した。

・着任当初は体調に不安があったため、調子が悪い場合は必ず上司に電話連絡し、無理をすることのないように対象者へ伝えていた。

ステロイド剤の服薬治療中であり、できるだけストレスのかからないような職務にあたらせるように配慮していた。

上記の担当者3名には対象者の病気や配慮事項の内容を事業所から説明し共有したが、他の職員には特段説明しなかった。職場内での人間関係ができるとともに、話せる人には本人自ら伝えている。

看護師長は、朝、本人の顔を見れば調子が分かるようにしたいとの思いから、日々早めに出勤し、本人を気にかけており、また声かけも頻繁に行っている。