事業所名

岐阜ダイハツ販売株式会社

所在地

岐阜県岐阜市

事業内容

自動車販売、整備

従業員数

367名

うち障害者数

7名

 

障害	人数	従事業務
視覚障害
聴覚障害	1	部品出庫
肢体不自由	2	洗車、納車引取り、磨き作業
内部障害	1	洗車
知的障害	3	洗車、簡単な部品取付け
精神障害

目次

1. 事業所の概要
2. 障害者雇用の経緯
3. 取り組み内容
4. 今後の課題

事業所外観

1．事業所の概要

当社は1934年に設立され、岐阜県の自動車販売業界では最も伝統のある会社として、ダイハツ車の販売および整備を行ってきた。

岐阜県下の自動車市場でも40％を占めるまでの存在になった軽自動車を中心に、トップクラスのシェアを獲得している。CS（顧客満足度）の№1を目指して取り組んでいるが、その前提となるのがES（従業員満足）で、両方がともに高い会社を目指している。

また従業員の定着率の高さも誇れる会社である。

環境にも配慮し、平成17年3月に全国ダイハツ販売会社で初めて環境マネジメントシステム“ISO14001”の認証を取得し、一丸となって取り組んでいる。現在、『ダイハツカフェプロジェクト』を展開し、お客様の利便性・快適性を徹底追求し、最高のおもてなしができるよう活動中である。

2．障害者雇用の経緯

昭和57年4月に肢体不自由者を雇用し、現在も在職中である。しかし、それ以降の障害者雇用は進んでいなかった。平成18年から19年にかけて、障害者雇用納付金制度の納付金の対象になったことと、当社の長年の懸案であった新車流通センタ－を関市に新設できたこともあり、そちらで新規採用をする際に障害者を数名採用した。

以後障害者雇用率は2.0％以上を継続し、直近では2.7％の雇用率で、障害者雇用納付金制度の調整金に該当している。平成22年度には『障害者雇用優良事業所等表彰』の【独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構理事長努力賞表彰】を受賞した。

3．取り組み内容

新しく障害者を受け入れるにあたって不安はあったが、関係者とも相談し、障害の特性にあわせて作業を行っている。

現在の受け入れ拠点と、障害者の方の主な業務は次の通りである。

最初はお互いに慣れないことで戸惑いもあったが、今では問題はない。

特に関の流通センタ－には女性のパ－トも数名働いていて、面倒見が良く助かっている。

2年毎に社員旅行をしており、近々では沖縄やサイパン旅行があったが、どちらも2名の障害者が参加し、一緒に楽しんできた。

今後も定着率の高さを誇れるよう、コミュニケーションを大切にして、取り組んでいきたいと思っている。

洗車作業の様子

4．今後の課題

現在、受け入れ拠点は3ケ所のみになっているが、これは作業の内容から配属できる場所が限られてくるためでもあり、今まで以上に雇用を増やすことができにくくなっている。

また、彼らの仕事に対する姿勢は真摯だが、コミュニケーション不足により、新しく配属された従業員との間に誤解が生じたこともあった。

障害者の受入に関しては各部署に任せているが、今後も本部がハローワーク、岐阜障害者職業センター等との情報交換を密にするとともに、各部署へのサポ－トをしっかりとしていき、皆が働きやすい職場環境を創ることを心がけて行きたいと思っている。