精神障害者の事務補助業務における合理的配慮事例

2015年度作成
事業所名
合理的配慮事例・27083
業種
サービス業(他に分類されないもの)(特例子会社)
従業員数
43名
職種・従事作業
デリバリー部門(タクシーチケットの管理・供給業務、スマートフォンの初期設定作業などの事務補助業務)
障害種別
精神障害
障害の内容・特性
<統合失調症>
不眠に陥りやすく、疲労の蓄積が体調の不調につながる。必要以上に周囲に気を遣いすぎ、ストレスを感じやすい。

障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細
  1. 面接時に就労支援施設の職員が同席し、対象障害者の特性について説明を行った。具体的には、不眠が続くと体調不良に陥ることがある旨を説明し、会社側はその旨を理解した。
  2. 常用雇用に移行する前に職場実習及びトライアル雇用を実施し、対象障害者が作業を理解し安心して就労できるよう準備する期間を設けた。また、業務内容を広げたり、勤務時間を延ばしたりする際は、リーダーと対象障害者のコンセンサスのもと実施した。
  3. フルタイムで就労するようになった後も、リーダーが日頃から声かけをしたり、対象障害者からリーダーに相談をもちかけたりして、話し合う機会を設けている。
配慮を受けている障害者の意見・感想等

面接時に自分の障害特性について就労支援施設の職員から説明してもらい、会社からも障害特性について理解を得られたので、支援者同席のもとで面接に臨めたのはよかった。
オフィスワークは未経験であったので、採用当初は疲労がどのような形で現れるのか、業務を最後までやり遂げることができるのかといった不安があったが、職場実習やトライアル雇用を通じて業務に慣れてから常用雇用へ移行したので、スムーズに仕事に就くことができた。
リーダーは常に業務上のサポートをしてくれるのみならず、健康状態についても日頃から気にかけてくれるので働きやすい。また、体調に合わせて自由に休憩時間をとることができるのもありがたい。
会社においてはリーダーが相談にのってくれるが、家族や友人、就労支援施設の職員等、自分には職場以外にも相談できる人がいるので、とてもよい環境に恵まれていると思う。

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