募集・採用時の合理的配慮

面接時間について、体調に配慮すること

時間的な配慮の必要はないことを確認し、通常面接と同様に20～30分程度行った。

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

面接時にハローワーク職員（障害担当）が同行、工場見学の中で、可能な作業と困難な作業の見極めを行った。左手に麻痺があるため、シーラー（袋とじ）やサツマイモの両端をはさみで切り落とす作業等、可能かどうかの体験をした。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

通常業務については、相談・指導ともに工場長が担当。
安全衛生パトロール（総務人事担当者）を実施し、つまずきやすい場所などの安全面で不安がある箇所の確認を行う。
目安箱（意見箱）を設置し、困っていることを把握している。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

無休稼働の工場であるため、事前に休みたい日の希望を聞いている。体調・通院等で必ず休まなければいけない日については優先的に配慮している。

本人の負担の程度に応じ、業務量等を調整すること

細かく手先を使うようなものは、ほかのパート職員が作業するようにし、乾燥機への芋の出し入れ等、おおまかな作業を主体に分担している。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

本人了解の上、病状を従業員全員に説明し、困難な作業等への理由について理解を得ている。

その他の配慮

冷凍庫内作業をする際に必要な防寒用手袋を、本人含め、希望者全員に配付した。