肢体不自由者の介護支援専門員・ケアマネージャー職における合理的配慮事例

2015年度作成
事業所名
合理的配慮事例・27166
業種
医療、福祉
従業員数
92名
職種・従事作業
介護支援専門員、ケアマネージャー
障害種別
上肢機能障害 2級
障害の内容・特性
左腕(肩から指先まで)が動かせない。
障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

常に話し合いの機会は持たれている。入社当初は、他の従業員からのフォローが必要だったことから、「他のスタッフの負担が増える」「何かあったらどうするのか」との意見が出されたこともあった。通常の労働者が一人で作業する業務については一人でできるようになる方法を、施設の長・チームリーダー・直属の指導者・本人で話し合いながら考えている。雑巾を絞る、おむつの交換、トイレ介助、洗濯、食事の支度など、具体的な場面で本人のやり方を基本とし、もっと効果的に仕事ができる方法がないか、模索している。おむつ交換で足を使って作業することに対して、他の従業員からクレームが出たことがあったが、施設長が「足を使わずに片腕で効率的におむつ交換ができる方法を考えてからクレームを言うこと」とし、「足でも手でも口でも自分の身体全部で介助を行うことの是非」について考える機会となったとのこと。通常1カ月程度のところを、3カ月かけて話し合いと指導・研修を行い、夜勤時に一人で対応することへの周りの従業員・利用者・本人の不安を取り除くように努めた。本人から配慮を求めるような言葉は出ないため、他の従業員と同様に接している。

配慮を受けている障害者の意見・感想等

入社当初から今まで、何回か「何かあったら何でも言ってね」と施設長に言ってもらえることで安心して働いている。直属の指導者は「本人ができると言ったことはやらせる、不十分な点は遠慮なく指摘して話し合う」という指導方針なので、指摘されたことは素直に向上を心がけている。困っていることは特にない。身体を動かす仕事、誰かの助けになる仕事がしたかったので、今の職場で続けていきたい。

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