事業所名

合理的配慮事例・27203

業種

卸売業、小売業

従業員数

1,776名

職種・従事作業

一般事務

障害種別

肢体不自由

障害の内容・特性

脳性麻痺による両下肢機能の著しい障害（車いす使用）

募集・採用時の合理的配慮

面接の際にできるだけ移動が少なくてすむようにすること

• 面接場所がバリアフリー化された近代的なオフィスビルであったため、特別な配慮は必要としなかった。

その他の配慮

• 面接は本人だけで訪れたが、面接の過程において、面接場所まで保護者に送迎してもらい、近くで待機している旨を把握したため、本人了解の上、急遽、保護者の同席を認めた。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

• 業務指導及び相談については、同じ部署の上司を担当としており、状況を人事部に報告することとしている。

移動の支障となるものを通路に置かない、机の配置や打合せ場所を工夫する等により職場内での移動の負担を軽減すること

• 通勤時は電動車いすを使用しているが、事務所内での移動をより容易にさせるため、小回りの利くコンパクトな車いすを事業所負担で購入し貸与している。

特別に要した費用　（　）はうち助成金充当部分※
4万円程度（助成金なし）

机の高さを調節すること等作業を可能にする工夫を行うこと

• 既存のレイアウトで特段の支障は認められなかったが、周辺機器等を近くに配置するなどして対応している。

スロープ、手すり等を設置すること

• スロープ、手すり等は従前から備え付けられていたため、特別な対応はしていない。

体温調整しやすい服装の着用を認めること

• 通常は制服での通勤は認めていないが、脱衣が困難なことに配慮し、特別に許可している。
• 女性社員は通常、スカートだが、ズボンを提供。首元のリボンもワンタッチ式を提供（共に特注）。

特別に要した費用　（　）はうち助成金充当部分※
数千円程度（助成金なし）

※配慮を講じるに当たって、特別に要した費用や助成金の支給を受けた場合の金額を記載しています。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

• 定期的な通院等はないが、必要が認められれば配慮することとしている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

• 車いす使用者で配慮すべきことは一般的なことであり、特別な説明は行っていないが、フォローすべきことを周りの社員が十分に認識している。

その他の配慮

• 車いす使用者には開閉しづらい重たいドアもあることから、ドアの開閉は近くの社員が手助けしている。

障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

配慮を受けている障害者の意見・感想等