知的障害者の梱包・結束業務等における合理的配慮事例
2015年度作成
- 事業所名
- 合理的配慮事例・27215
- 業種
- 製造業
- 従業員数
- 223名
- 職種・従事作業
- 印刷物の加工(仕上げの工程での紙製品の梱包、結束作業等)
- 障害種別
- 知的障害(22歳、男性)
- 障害の内容・特性
- 計算は苦手で、数唱は指さしで行う。左右の判断に戸惑うことがある。
- 具体的な口頭指示や例示で理解が可能。状況を判断し自分で推測して作業することは難しく、手順は具体的に説明していくことが必要である。
- 質問に対して素早く答えることや、状況を判断することが苦手である。気持ちや認識等の質問に対しては、どのように答えたら良いかわからず表現できないことがあるが、状況説明等は対応可能。返答にやや時間がかかることもあるため、選択肢を提示する、できる限り具体的に説明する、じっくりと話を聞く等の周囲の配慮を受けられると良い。
- 支援者が多くなると、誰に何を話したら良いか判断が難しくなることから、役割が明確である特定の者と関係を構築することが良い。
- 指摘や注意を言われるのは嫌いであり、対象障害者によると「注意されると自分の気持ちや考え等を伝えたくなくなる」とのこと。
配慮を受けている障害者の意見・感想等
対象障害者から「様々な仕事を行い、楽しい。わからないことも課長代理が教えてくれる。職場の人間関係で不安なこともなく、コミュニケーションもできている。職場環境にも慣れた。」
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