事業所名

合理的配慮事例・27220

業種

製造業

従業員数

345名

職種・従事作業

包装補助（トレー入れ）

障害種別

知的障害

障害の内容・特性

社員間の会話が苦手。社員の会話を自分の噂話のように感じて自己嫌悪に陥りやすい。突然の体調不良などによる欠勤がある。

募集・採用時の合理的配慮

その他の配慮

当社の方針として近隣にある特別支援学校との連携に基づき職場実習（3回）を活用し採用を進めている。また職長会議（63名）で対応を協議し、全体朝礼等で周知するなど徹底を図っている。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

1. 知的障害者で経歴23年目になる先輩がトレー入れ専属の業務に携わり、実践指導に当たっている。特別支援学校とも継続的に情報交換を行ない、相談体制を整えている。
2. 担当課長が不安や悩みごとをリアルタイムに把握している。

本人の習熟度に応じて業務量を徐々に増やしていくこと

1. トレー入れの業務は、日々の生産量をチェックすることができ、その生産量を判断して業務量の増大を図っている。
2. 更に業務に余裕が生じたら、他の包装補助作業（良品、不良品の仕分け）にも従事させている。

図等を活用した業務マニュアルを作成する、業務指示は内容を明確にし、一つずつ行う等作業手順を分かりやすく示すこと

1. 作業手順書に基づき指導する。危険箇所、危険行為などを周知する。
2. 社員全員が対象障害者と同じ目線に立ち、解り易く指導（OJT）するように徹底している。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

1. 特別な配慮は実施していないが、欠勤する場合には就業時間の30分前までに会社と担当課長に電話連絡がルール化され遵守されている。
2. 顔色がすぐれないときや体調不良と判断された場合には仮眠室で休息させる等の対応をとっている。
3. 体力的に8時間勤務が負担と感じられた場合には、短時間勤務へ移行する等の配慮をしている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

上位職長会議にて障害を持つ社員の入社を周知する。障害者への対応は比較的慣れているいるため、詳細を周知せず通常のOJTで対応できている。

その他の配慮

会社ルールや会社規則を社員全員で指導する形が社内体制上できており、職場実習（3回）で会社施設の利用方法や、ルール等を理解した上で入社している。

障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

配慮を受けている障害者の意見・感想等