募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

当社の方針として、障害者の受け答えの補足、補完説明のために就労支援機関等の支援者の同席をお願いしている。

その他の配慮

障害者が採用された場合の通院、休憩時間等配慮を望む内容を聴取している。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

1. 作業の現場ごとに教育指導担当者を配置している。指示、命令を出す担当者を限定することで、本人の混乱を避け、安心して業務に就けるようにしている。
2. 担当者はあいまいな指示、命令を行わない。
3. わかりやすい表現をし、ゆっくりと間をおいて伝えることとしている。
4. 業務連絡ノートを活用することとし、担当者がコメントを返すことで理解を促進している。

業務の優先順位や目標を明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順を分かりやすく示したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

1. 清掃業務の流れを写真や箇条書きで記載した業務マニュアルや、場所や時間が一目で確認できるような帳票を作成している。
2. 決まった箇所、決まった道具、決まった流れで業務ができるようにしている。
3. 情報量が多いとパニックに陥るため、本人がひとつひとつ確認しながら進められるようにメモ帳の持参を可とし、メモを取るように促している。
4. 質問や相談をしたい場合も一旦メモにまとめることを促し、そのメモをもとに、時間をとって相談を受けることにしている。

業務マニュアル

帳票例

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

1. 通院の予定は、事前に把握しておき、本人がストレスを感じず通院しやすいようにしておく。
2. 朝礼および終礼時に顔色や身だしなみ、表情等を確認している。
3. 体調、睡眠、服薬の簡単なチェックリスト形式の記録帳をつけることにし、障害者本人が不調に気づきやすいようにしている。本人が不調に気づいたらすぐに自己申告をすることとしている。

できるだけ静かな場所で休憩できるようにすること

休憩時間を一人で過ごしたいかどうか等対人関係についての要望をあらかじめ本人から聴取し、周囲の者が配慮できるようにしている。

本人の状況を見ながら業務量等を調整すること

業務の進め方については混乱しないように手順を決め、写真や箇条書きの手順書を用い、ゆっくりと伝達するようにしている。

その他の配慮

就労支援機関との連携を採用後も継続して行っている。例えば急な欠勤の場合等は当日中に就労支援機関に連絡し、就労支援機関から連絡をとってもらい出勤することにストレスがかからないように配慮している。