募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

面接時には管轄のハローワーク、障害者就労移行支援サービス事業所・高等専門学校職員の同席を認めている。

その他の配慮

試行的な雇用（トライアル雇用）を実施し、適性を判断のうえ、洗浄作業及び仕込み作業に従事させている。また、障害者就労移行支援サービス事業所からの採用に関しては、採用当初の定期的な支援を依頼している。高等専門学校の職場実習を毎年積極的に受け入れている。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

各部門のグループ長（洗浄部門及び仕込み部門）が担当者になり、作業指示を行っている。

本人の習熟度に応じて業務量を徐々に増やしていくこと

習熟度に応じ、一週間程度の作業状態（能力）を見たうえで、比較的簡単な洗浄作業から仕込み作業への移行を図っている。

図等を活用した業務マニュアルを作成する、業務指示は内容を明確にし、一つずつ行う等作業手順を分かりやすく示すこと

作業手順・業務指示に関しては、グループ長が口頭にて行っている。また、手作業で行っていた食器洗浄を独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の障害者雇用納付金制度に基づく助成金を活用し、ベルトコンベアー方式の「自動食器洗浄機」を導入のうえ、手作業に係る負担の軽減を図った。

特別に要した費用　（　）はうち助成金充当部分※
「障害者作業施設設置等助成金」自動食器洗浄機（150万円）

※配慮を講じるに当たって、特別に要した費用や助成金の支給を受けた場合の金額を記載しています。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

体調管理については、各部門のグループ長が声かけをして、体調面について確認している。また、休職制度について就業規則に定めている。
自宅の場所・通勤方法等を勘案し、勤務時間等の調整を行っている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

本人の同意を得た上でグループ内の従業員に障害内容は知らせている。

その他の配慮

比較的軽い失敗については大きな声で叱らない、言葉使いについても大目に見る等の配慮をしている。また、障害のない者と同等の作業能力を発揮しているので、能力に応じて就業時間及び雇用形態（短時間雇用から一般雇用へ）の変更を行っている。