事業所名

合理的配慮事例・27273

業種

卸売業、小売業

従業員数

237名

職種・従事作業

洗車作業と新車の検品作業（キズ等の確認）

障害種別

知的障害者 2名

募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

特別支援学校、障害者就業・生活支援センター等と連携を取りながら、面接時にも積極的に同席をお願いして事業主と求職者の意思疎通がスムーズに行えるようにしている。

その他の配慮

特別支援学校教諭の職場実習見学の受入れや実習期間中の障害者の保護者の見学、就労支援機関担当者への説明会を実施し、事業所の雰囲気や作業環境、作業の様子等を実際に見て理解してもらう機会を積極的に作っている。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

業務指導や相談に関しての担当者は特に決めていないが、周りにいる同僚や上司が日頃から注意しながら作業を見守っている。

業務の優先順位や目標を明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順を分かりやすく示したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

作業用具（雑巾）等の置場について、洗車する箇所で使い分けをしていることからそれが目で見てすぐにわかるように表示をしている。
作業で出てくる廃棄物（ゴミ）についても可燃物・不燃物の表示をした専用の箱を設置している。
また一緒に作業している仲間で話し合い、独自に作業の問題点等を見つけ、その都度工夫改善を行っている。

洗車に使用する雑巾の表示
（洗車部位別に使用する雑巾を決めている）

社内清掃時に出たゴミ等を入れるゴミ箱
（分別の表示有り）

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

12時～13時の1時間を一斉の休憩時間としている。
その他に各自で体調が悪い場合などは、作業時間中でも休憩を取ることができるようにしており、事務所内の掲示板に休憩中・作業中の札を掛け、すぐにわかるようにしている。

できるだけ静かな場所で休憩できるようにすること

休憩場所の指定は特にしていないが、事業所内に休憩のできる場所を2ヶ所（事務所内、整備場）設置し、いつでも利用できるようにしている。

本人の状況を見ながら業務量等を調整すること

各個人の技量と障害特性に合わせて担当業務を決めている。
また忙しい時には主担当以外の業務も手伝うようしており、将来職域を広げられるようにしている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

雇用前に職場実習等を行い、その際に本人並びに保護者、特別支援学校の教諭、支援機関の職員とも話し合い、対象者の障害特性などを確認し、一緒に働く従業員にも説明し理解を得た上で雇用している。

その他の配慮

事業所の建設地を検討する際に、障害者が通勤するのに便利な場所を探し、すぐそばにバス会社のターミナル基地があり、交通の利便性が高い現在の場所を選んだ。
現在は3名がバスを利用し通勤している。
作業場には、スポットクーラーを各ピットごとに設置して夏場の温度対策を行っている。

整備場に設置されているスポットクーラー

配慮を受けている障害者の意見・感想等