募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

必ずご両親・支援機関の方にも同席してもらう。一緒に雇用条件の説明を聞いてもらう。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

総務部に2名（男性1名、女性1名）の担当者を配置している。
生活指導は1名「障がい者生活相談員」が担当している。業務指示も同様にしているが、業務で分からない場合には、総務部の社員が対応することにしている。

本人の習熟度に応じて業務量を徐々に増やしていくこと

前職の失敗がトラウマになり、ひどく心配性であるため、仕事で気になる事があると前に進めない。自信をつけるためにも、ルーチンワークをさせて業務を安心して取り組めるようにしている。

図等を活用した業務マニュアルを作成する、業務指示は内容を明確にし、一つずつ行う等作業手順を分かりやすく示すこと

手順を説明している傍らで、自分がメモをとりマニュアルを作成させている。書いているメモを指導者が確認することで、伝わっているのかを理解するためにも役立っている。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、体調に配慮すること

10:00～15:00、10:00～17:00、9:15～17:45へ徐々に移行させる。毎日出勤できるかを確認しつつ、勤務時間を延ばしていく。業務量も増やしていく。休憩は1時間に10分、将来的には1時間半で10分を目指している。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

面談時に「受入れに当たり、周りの配慮が必要なので従業員に障害の説明をしていいですか？」と了承をもらっている。障害特性や一般的な症状、対応の仕方をメールしている。基本は、挨拶程度にとどめてもらい、積極的に話しかけなくて良いことを説明している。

その他の配慮

「それ」「あれ」「これ」などの曖昧な言葉や、曖昧な指示をなくしている。すべて肯定的に受入れ、説明を聞きその上で、アドバイスという形で指導するようにしている。出来たら褒める。注意をするときは、「なぜ駄目なのか」を理由をつけて説明するようにしている。