募集・採用時の合理的配慮

面接時間について、体調に配慮すること

時間の配慮は特になし。面接1時間、適性検査1時間15分、事務処理能力検査30分で計3時間程度。
休憩については適宜声掛けしているが、希望がなければ通しで実施。

その他の配慮

食事、インフラ整備、服薬の確認

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

障害者は入社後に経営企画室付となり基礎教育を行い、試験に合格（するまでやる）したら各部署をまわって一通り経験してもらい適性を見極める。その後本配属を前提として3ヶ月間配属予定部署に配置し、その後本配置する。クローン病に限ったことではなく、配置部署の先輩から仕事を教わる。この教育システムは採用後にすぐ退職してしまう人が増えたため、1年ほど前から取り入れており効果が得られている。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

基本的にノーワークノーペイ。フレックス制があるため、前の日に仕事で遅くなった時は遅めに出勤することもできる。体調がすぐれなければ休憩室で休んでいることもできるが休憩した分は労働時間からは差し引く。有給休暇40日分は2年間使わないとプールでき、最大80日まとめて休める。これを利用して長期入院に充てる人もいる。定期通院許可制度（無給）あり。6ヶ月間はメンターが付く。

本人の負担の程度に応じ、業務量等を調整すること

医学的な根拠はないようだが、経験上時間的負荷を重ねると体調を崩すことが多いようなので気をつけている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

障害については全員オープンにする（必須ではない）社風であり、この社風については選考時に説明している。なお、今までに免疫機能障害や精神障害以外で難色を示した人はいない。また、オープンにすることを拒んだことのみをもって不採用となることはない。

その他の配慮

• 研修等で会社が弁当を用意する際にはあらかじめ本人（配慮が必要な人のみであり、好き嫌いには関知しない）にメニューを提示して確認する。特にクローン病は主食がダメ（米、パンなど）なことがあるので注意している。
• 固形物を摂取することができず、飲むタイプの食事を摂るクローン病の人のために冷蔵庫（庫内の場所）を確保。
• トイレについて、ストーマを洗浄するためのオストメイト対応のトイレを用意した。