募集・採用時の合理的配慮

採用試験について、点字や音声等による実施や、試験時間の延長を行うこと

（実例）

• 音声ソフト導入PCによる技能試験の実施
• 面接時間の延長（30分～60分程度の延長）

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

（実例）

• リーダークラスが担当者となり、メールやチャット、スカイプを利用し、業務指示や個別相談を行う
• 生活相談員（22名）を各部署に配置、個別相談を行える体制を構築
• 事業場内メンタルヘルス推進担当者（THP指導者/心理相談員等1名、他1名）を配置、メンタルヘルス不調になったと思われる労働者が相談しやすい相談窓口を設置

音声ソフト等の活用により業務が遂行できるようにすること

（実例）

• 音声ソフト（ジョーズ）を導入
  購入代金　1台　133,000円（2/3助成）、購入代金　5台　579,700円（2/3助成）
• 特大パソコンディスプレイを設置

特別に要した費用　（　）はうち助成金充当部分※
約750,000円（約500,000円）

※配慮を講じるに当たって、特別に要した費用や助成金の支給を受けた場合の金額を記載しています。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

（実例）

• 半日単位の年次有給休暇制度を導入
• フレックスタイム制の導入（フレキシブルタイム時間：7:00～22:00、コアタイムを設けない）
• 定期通院支援制度の導入（月2回、定期通院に要した時間を勤務した時間とみなす。また、定期通院に1日の所定労働時間を要したときは、有給の休暇を与える。）
• 業務時間内における体調不良の際、横になれるスペースを確保（休憩用個室）

職場内の机等の配置、危険箇所を事前に確認すること

（実例）

• 介助者付き添いの下、障害者本人による社内巡回を行い、社内レイアウトを説明
• オフィス環境に慣れるまでの期間、介助者を配置

障害の内容や特性を考慮し、座席の位置に配慮すること

（実例）

• 太陽光や職場内蛍光灯の明るさについて、障害者本人へのヒアリングを実施し、座席を決定
• 入口から座席までの導線において、通路幅を広めにとる、移動の支障となるものを通路に置かない等により職場内での移動の負担を軽減

障害者本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮を説明すること

（実例）

• 障害者本人から障害の内容や特性による会社側への必要な配慮をヒアリングし、公開の可否並びに範囲を確認（※障害者本人の同意の下、障害者支援センター等の外部支援者からもヒアリングを行う）
• 公開範囲のレベルに応じて、該当する打ち合わせ（管理職内、人事内、所属部課内、全社員）にて、他の労働者へ説明