募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

基本的には採用に至るまで2回面接を行っているが、支援機関等の同席については、特に制限を設けていない。

その他の配慮

面接、採用時には通院・服薬の頻度等を確認、併せて通勤面でも通勤時間・距離のほか満員電車での通勤の可否等も確認し、必要に応じて勤務時間帯の調整も可能としている。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

業務についての指導・相談は、清掃チーム（3～4名）の現場責任者（社員）が対応している。

業務の優先順位や目標を明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順を分かりやすく示したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

業務にあたっては、メモをとる時間等にも配慮しながら、一緒に実際の作業をしていく方法をとっている。また、漢字の読みがあまりできないため、マニュアル等配布物には必ず振り仮名を振るようにしている。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

通院や体調変化に際しては時間又は半日の有給休暇が取得できることとしている。また、急な発作に備えて本社各部門責任者には、発作時の対応マニュアルを作成・配布しており、本人にも社内用PHSを持たせている。

できるだけ静かな場所で休憩できるようにすること

清掃チームの控室（4畳程度）での休憩は可能であり、具合が悪い際は備え付けのソファーで横になることもできる。

本人の状況を見ながら業務量等を調整すること

業務量や業務内容については、現場責任者からの業務報告、または本人のその時々の体調等も考慮し、状況に応じて勤務時間等の調整は行う。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

各部門責任者には、発作時の対応マニュアルを作成・配布しており、その他については、障害の内容や必要な配慮等の説明の範囲と内容について、本人の意向を十分確認したうえで説明を行っている。

その他の配慮

「まずは挨拶から」という社内規則から、他の部署であっても自然発生的に声を掛け合うことが多く、コミュニケーションは十分図れている。