募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

就労支援センターのスタッフが同席を希望すれば、同席を認めるなどの配慮をしている。

その他の配慮

なるべく就労支援センターのスタッフ及び家族の方と綿密に連絡を取り合っている。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

9名を2チームに分け、特定の指導員とスタッフが担当し、本人からの相談や連絡を受けている。業務指導に関しては個人の作業目標設定は特に設けずに、チームとして作業目標及び作業スケジュールを設定し目標が達成したかフィードバックを行っている。

本人の習熟度に応じて業務量を徐々に増やしていくこと

障害者の作業能力に個人差があると採用後にいろいろなトラブルにつながるため、採用時には同じ作業能力の方を優先的に採用している。

図等を活用した業務マニュアルを作成する、業務指示は内容を明確にし、一つずつ行う等作業手順を分かりやすく示すこと

皆が同じ作業が出来るようにマニュアル・作業指示書を作成している。障害者の中には用紙の枚数を数えるのが苦手な者もおり、枚数を数えた後に用紙の所要枚数を計量し、その後も毎回数えた枚数を計量することにより、重量の違いで枚数間違いをチェックするなどの工夫を行っている。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、体調に配慮すること

出退勤時間は全員同じである。体調管理に関しては毎朝出勤ボードに、体温の記入及び当日の体調を申告させる欄に（良好・普通・悪い）○をさせるなど本人の体調管理に十分配慮している。また、緊急を要する場合は近くにクリニックがあるため、必要があればいつで受診できる体制を整えている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

指導員・スタッフには、障害者職業生活相談員の資格認定講習を受けさせ障害の内容・特性・対応方法を理解させている。

その他の配慮

作業をより正確に効率よく行うための、作業を補助する治工具を作成するなどの配慮を行っていた。また1日中同じ作業だと効率が下がるため、1日に何回か作業内容を変えるなどのローテーションを組んでいる。