採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

• 業務指導は所属長が担当。
  
• 障害者職業生活相談員（総務課長）他、同講習を受講済みの3名（総務課）が主に相談に応じている。
• また、勤務時間中に顔を見かけた際に声をかけ、いつでも相談できる雰囲気づくりを心掛けている。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

• 出勤時に体調を確認。
• 本人より体調不良の申出があった場合は、速やかに帰宅させている（必要に応じて送迎）。
• 温度の急激な変化を避けるため、仕事場専用のヒーターを設置し気温に応じて使用可能としている。
• 仕事場が離れた場所にあり人の目が届きにくいことから、障害者の了解を得た上でカメラを設置し、万が一の場合（体調不良で倒れた時などを想定）に対応できるようにモニターを総務課に配置し注視している。
• 上記と同様の理由から、PHSを持たせ、緊急時等の連絡に使用。
• 三交替勤務で時間の融通がきくこと、また土曜診療可能な病院を利用していること等から、通院のための休暇取得は現在のところなし（有給休暇の場合、理由を確認していない）。

本人の負担の程度に応じ、業務量等を調整すること

• 同じ仕事を3人（身体・知的・精神）で行っており、3人の習熟度とレベルを見ながら業務量を調整している。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

• 基本的に所属長に障害があることを伝え、体調管理に気を配るよう話しているが、周辺の職員には具体的な状態は説明していない。
• 当該障害者の採用前に、役職者を対象に障害者との接し方に関する研修を実施した。今後も必要に応じて（役職交代時等）実施予定。

その他の配慮

• 箱洗浄は単純作業であり場所も離れていることから、モチベーションの維持と他の従業員からの孤立を避けるため、時間に余裕がある場合は、製造ラインの中で比較的簡単な作業（製品並べ作業）に従事させ、物づくりの一役を担っているという自負と従業員間のコミュニケーションが図れるよう配慮している。