募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

本人の他、母親、ハローワーク担当職員、障害者職業センターカウンセラー、ジョブコーチが同席
慣れない人との会話が苦手で、うまく話すことができないため、各機関から障害の特性や本人の仕事に対する希望等を説明。

その他の配慮

採用面接の前に、ハローワークから発達障害者職場体験実習の提案があり、実習からスタートし本人の意向を確認。その後、障害者トライアルにて受けいれ、ジョブコーチ支援を利用した。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

洗浄・消毒を行うメンテナンス部門のリーダーが作業指示を行う。部門管理者は作業については口を出さず、リーダーのフォローを行うこととしている。
指示者が同性だとうまくいかないため、年の離れた異性の社員が専門で指導にあたることとした。トライアルの初め2カ月くらいは常に一緒にいるように配慮した。

業務指示やスケジュールを明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順について図等を活用したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

作業する場所、使用する工具を本人用に決めた。（他の社員は決めていない。）
また、一度にたくさんの指示をして、作業能率が上がらないと自分は役に立たない、何もできない、と自己否定で落ち込んでいくため、ほめる、評価する、会社に必要な人材だと自己肯定感を強くするように声をかけるようにしている。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、体調に配慮すること

採用時は、1日6時間、週5日勤務で採用、身体に無理がかからず、仕事を続けたい時は時間延長を認めている。

感覚過敏を緩和するため、サングラスの着用や耳栓の使用を認める等の対応を行うこと

食堂がなかったため、昼は会議室を開放することにした。しかし、他の社員もおり、席の固定はしていない。

その他の配慮

ジョブコーチには、必要に応じ相談している。