募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

（実例）
面接や職場実習時等に障害者就労移行支援事業所の職員が同席し、本人の障害特性や支援方法等について説明を受ける。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

（実例）
事務主任2名（経験15年～25年目）の社員を担当者に定め、指導・相談を行っている。
同じフロアー内での作業のため、本人の業務理解度・作業進捗状況が確認でき、相談や指示がいつでも可能な状況となっている。

業務の優先順位や目標を明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順を分かりやすく示したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

（実例）
マニュアル等の作成はないが、毎月必ずある仕事を担当しており、突発的な業務に関しては口頭指導にて対応している。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

（実例）
公共交通機関の時間に合わせて、退社の時間に配慮を行っている。

できるだけ静かな場所で休憩できるようにすること

（実例）
短時間勤務のため休憩時間はないが、業務中に席にて飲み物を飲むことは可能。

本人の状況を見ながら業務量等を調整すること

（実例）
1日から2日間にかけてやればよい業務を担当させ、負担になる業務はさせていない。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

（実例）
全従業員に対して精神障害があることを伝え（具体的な障害名は伝えていない）、障害特性や気を付けることなどの説明を行う。