募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

面談時に本人の両親とハローワークが同席。両親とハローワークより、障害程度・注意事項を説明。

その他の配慮

本人・両親とハローワークが同席して事前に職場見学兼面談を実施。
職場実習を10日間、その後、トライアルを3か月間実施。
職場実習からジョブコーチを依頼。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

本人の直属上司が直接指導。基本的に直属上司が指示を出すが、作業の具体的な手順は経験豊富なパート社員2人が実施。これは指示したものではなく自然発生的に指導する方が出てきた。関係性がうまくいっていたので、指導は2人に継続して任していた。

業務指示やスケジュールを明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順について図等を活用したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

指示は具体的に見本を示す。一つ一つ指示をだし、複数の指示をしないようにした。作業がうまくいかなくても責めない。効率とかスピードは求めない。まずは職場環境になれることを優先。本人の作業は誰かが確認するようにした。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、体調に配慮すること

自ら判断して上着を着たり、脱いだり等、適切な体温調整が苦手と、ジョブコーチからの助言により事前に聞いていた。水分の補給、上着の脱ぎきで暑さ、寒さを調整することを気をつけて作業してもらった。最初は夏で熱い中、長そでで作業しており、ダウン寸前であったが、助言により、半そでに着替えさせて事なきを得た。

感覚過敏を緩和するため、サングラスの着用や耳栓の使用を認める等の対応を行うこと

体温調節が苦手とのことで、本人専用にスポットクーラーを使用。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

本人了承の上で、本人の障害とできないことを全従業員に説明。

その他の配慮

障害者就業・生活支援センターに本人の様子を見てもらっている。ハローワークも1か月に1回、本人の昼休みに面談し仕事の様子を確認。併せて制度や事業所の感触を説明。ご家族にも職場実習終了、トライアル終了、正式雇用開始等々、区切りごとに電話連絡をして説明。