募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

支援スタッフ（支援チーム構成機関）も支援チームとして面接、支援会議に同席した。

面接・採用試験について、文字によるやりとりや試験時間の延長等を行うこと

パソコン使用の適性テストについて、一般応募者と同時受験となったが、支援スタッフが同行し、試験監督者への質問等の支援を許可した。このことによって、本人が安心して試験を受けることができた。

その他の配慮

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

事業所の担当者は障害者雇用担当者と現場チームリーダー及び業務担当者の3名。この3名とも雇用前の面談・支援会議に全て出席し、ジョブコーチとの打合せを重ね、本人の特性理解を進めた。通常業務上の指示・質問窓口については、業務担当者に集約することとし、就業ルールやシフトについてはチームリーダーが担当している。

業務指示やスケジュールを明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順について図等を活用したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

本人用の業務マニュアルを作成し、その内容を支援スタッフに相談し、訂正したうえで本人に提示した。伝票仕分作業において、本人用に仕分を明示したボックスを設置した。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、体調に配慮すること

本人との話合いで、就業開始時は短時間勤務の設定とし、トライアル雇用終了後、さらに本人と話し合いのうえ、設定を変えず、短時間での就業を継続することとした。

感覚過敏を緩和するため、サングラスの着用や耳栓の使用を認める等の対応を行うこと

本来業務に不要の物は現場に持ち込み禁止であるが、本人にこだわりがあり、安定するためのグッズである「電卓」の持ち込みを特別に許可した。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

上記の持ち込み及び本人への声掛け時の配慮について、リーダーより部門スタッフに説明をした。

その他の配慮

障害者就業・生活支援センターの定期訪問を実施。