募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

（実例）
特別支援学校の教諭同伴での面接。どこまでの範囲の仕事ができるかを教諭が説明し、それにより任せられる仕事を考えていった。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

（実例）
店長が責任者となり、実務の指導役は部門の担当者に任せている。最初は部門担当者がつきっきりで実践で教えていった。困った時は自分勝手な判断はせずに必ず周囲の社員に声をかけるようにということを徹底している。

業務指示やスケジュールを明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順について図等を活用したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

（実例）
単純作業（品だし、商品の小分け等）からはじめ、その日に行う仕事量を決めていった。一つのことができるようになれば次のことを教え、できることを少しずつ増やしていった。流れを覚えるとほぼ完璧にこなしており特に注意することもなくなった。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、体調に配慮すること

（実例）
最初から週40時間で今も同じである。お客様がいる時間帯は声をかけられ焦ったりすることもあったため最初は早朝の品だしをしてもらったが、今では他の社員と同じシフト勤務である。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

（実例）
他の社員に障害の詳細について特別に説明していない。業務時の服装が他の社員と違っており、エプロンと初心者マークを付けて他の職員の目が届くように配慮している。

その他の配慮

（実例）
特別支援学校の教諭が卒業後2年間は訪問した。入社直後はジョブコーチを付けたがすぐに必要はなくなった。そのほか障害者就労・生活支援センターの担当者が定期訪問し、問題が生じた場合は関係機関や保護者に連絡し早期解決を図れるような体制をとった。