募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

就労支援機関の職員等の同席はなく、一次面接は人事担当の次長が、二次面接を専務がそれぞれ1対1の面接を実施。

その他の配慮

難病相談支援センターやハローワーク難病患者就職サポーター等との連携により採用に至った。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

タイヤプリント作業の業務指導は店長が担当。事務作業を行う場合、人事担当の次長が業務の流れを対象者と相談し決定し、実務に関しては、事務所リーダーを相談担当者と定めている。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

勤務時間は8時から17時に設定。規則正しい生活で根本的な体調改善に心がけてもらう。勤務日数は対象者と相談して決定。通院日は固定休以外の休みとし、各月の勤務ローテーション決定の際には、勤務日程より除外している。

本人の負担の程度に応じ、業務量等を調整すること

対象者は自ら体調不良を申し出ることが少ないため、事務所リーダーが毎朝声掛けを行うとともに、店長・次長も日常的に観察、確認しており、不調の兆し（トイレの回数増）が把握できたときには帰宅してもらうようにしている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

タイヤプリントは立ち作業であるため、体調により、パソコン入力やデザイン企画などの事務作業に移ることもある。これらの難病にかかる配慮事項について、他の従業員へ周知を行っている。

その他の配慮

原則的に、対象者等障害者に関する社員間のミーティングを月1回の開催としているが、全従業員の意向を踏まえ、最低でも週1回の開催が常態化してきており、社員間の連携強化が進んでいる。