難病患者の送迎業務等における合理的配慮事例
2016年度作成
- 事業所名
- 合理的配慮事例・28011
- 業種
- P-医療、福祉
- 従業員数
- 120人
- 職種・従事作業
- 1.リハビリ施設利用者の送迎用ワゴン車の送迎(運転)業務
2.送迎用のスケジュール表の作成等 - 障害種別
- 難病(特発性大腿骨頭壊死症)
- 障害の内容・特性
- 股関節に係る大腿骨頭部分の血液の循環が悪くなり、壊死状態が発生し、骨が潰れることにより激しい痛みを伴う。病状が悪化すると歩行することも困難となる。
障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細
- 特に定期的な面談は設けていないが、同じ施設内にいるので、常時声掛けを行い、体調や病状等の確認を行っている。
- 本人に限らず、進行性の障害や難病のある方については採用段階での症状を基準に仕事の配慮を考えるだけではなく、先々症状が悪化した場合に従事できる仕事のことも見据えて常日頃から準備しておく必要がある。そして、そのことを本人達にも伝えておくことで、安心して働けるものと思われる。
定年まで長く勤務してもらうためにも主治医との連携や地域ケースワーカーとの連携など、関係機関との連携も深めながら、今後どのように対応していかねばならないかに留意しておくことが、最大の配慮事項になるのではないかと思う。

配慮を受けている障害者の意見・感想等
- 平成23(2011)年1月に症状悪化し治療に取り組んでいたが、1年前(平成27年)に歩けるようになって求職活動を始めた。
- ハローワークの障害者求人に応募して当法人にお世話になることになったが、現在の症状は大きな痛みもなく、リハビリ施設利用者の送迎業務についても気が張り詰めることはあるが、大きな支障はない。
- 自分はもともと口数の多い方ではないが、同僚の送迎業務担当者の皆さん(自分よりも年長者)とは大事なことをよく話しており、チームワーク良く仕事ができている。
- 今のところは症状も安定しているので、自分にできる範囲で、できるだけ長く働いていきたいと思っている。
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