難病患者の販売店内清掃作業における合理的配慮事例

2016年度作成
事業所名
合理的配慮事例・28016
業種
小売業
従業員数
3,677名
職種・従事作業
販売店内カート移動作業→販売店内惣菜部門の清掃作業(調理器具、陳列器具等の洗浄、後片付け等)
障害種別
難病(パーキンソン病)
障害の内容・特性
パーキンソン病のため体全体の筋肉が硬直するが、起床時に服薬することで、数時間後から筋肉がほぐれ、ある程度動けるようになる。
障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細
  • 採用面接の採用検討初期段階から難病疾患者との話し合いを行っている。
  • 毎日、夜間パート従業員(リーダー的な立場)が基本的なコミュニケーションをとっており、挨拶・作業指示・作業時の配慮をしている。随時、惣菜の社員リーダーが夜間パート従業員(リーダー的な立場)に対して問題の有無を確認し、問題があれば食品の責任者である食品副店長が報告を受け、スピーディーに改善策を指示、対応している。
  • 食品副店長から本人へ半年に一度面談を行っている。(最近では6月に面談を実施。)
配慮を受けている障害者の意見・感想等
  • 職場の雰囲気は良い。周りの方が自分のことを考えてくれていて、重い物を持つときに手伝ってくれるなど助かっている。
  • 次第に職場が楽しくなってきたところ。同じ職場仲間の方や高校生のアルバイトの方も普通に接してくれて、仕事以外の話をするようになってきた。自分は病気になる前はよくしゃべる方であったが、体が不自由になってからは、上手く言葉が出せず、人と話すのが苦手になったが、今は向こうから話かけてくれる機会に恵まれている。
  • 今はそんなことはないが、以前は職場仲間が集まっていると、自分のこと(悪口)を言われているんじゃないかと、被害的に感じていたが実際はそうではなかった。
  • 休憩時に薬を飲み忘れることがあるが、周りから「薬は飲まれましたか?」と言われ思い出すなど、体のことも気にしてもらっている。気にかけていただいていることは本当にありがたいと思っている。

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