難病患者の厨房業務における合理的配慮事例

2016年度作成
事業所名
合理的配慮事例・28017
業種
医療,福祉
従業員数
7人
職種・従事作業
介護施設での厨房業務(メニュー作成、仕入れ、調理、盛付け、配膳等)
障害種別
難病(全身性エリテマトーデス)
障害の内容・特性
血清学的全身性エリテマトーデス、レノイー症:気温変化や天候等により体調が影響されやすいこと。同一姿勢での作業が困難(疲れやすい)であること等。
障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

管轄のハローワークに求人募集を出していたところ、同ハローワークから、予め難病を有する者であることを説明された上で、Bさんの紹介を受けた。
当時、当事業所においては、難病の具体的な症状に関して全く予備知識等がなかったため、事前に調べたりはしたものの、その症状は人によってまちまちで多岐にわたるということが分かったのみであった。
その後、Bさん本人と面談し直接聞き取りを行い、体調管理等に関して配慮すべき点など(前述)を確認・把握するとともに、Bさんに担ってもらうこととなる厨房業務について、当事業所においては利用者に提供する食事のうち主菜・副菜については他の専門業者の調理する惣菜等を利用しているため、重労働の業務が生ずることはないこと等を説明し、本人に了解・同意を得た上で、採用することとなった。

配慮を受けている障害者の意見・感想等

結婚を機に当地に引っ越してきたばかりであったため、人と関わっていたいという思いが強くあり、家にいるよりは・・・と就職先を探していたところ、ハローワークで当事業所の求人募集を見付けた。元々料理が好きだったので、やってみたいと思った。日頃、事業所からは「疲れたときには『利用者用静養室(空いている場合)』で、いつでも休憩して構わない」と言われている。おかげさまで、就職してからの約2年間、大きな体調の変化もなく、毎日楽しく勤務できている。

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