募集・採用時の合理的配慮

その他の配慮

対象者との面接時に、出勤時間、休憩時間に関する希望の有無、通院の必要性などについて話し合い、採用に際しての配慮事項の確認を行った。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

業務指導に関しては、勤務する事業所の管理者が中心に行い、個別での指導も実施している。また、相談に関しても管理者を中心に対象者の主訴を把握し、事業所として可能な範囲で対応を行っている。
採用後しばらくの間は、週2回のペースで相談を実施した。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

勤務時間は通常8時～17時であるが、採用当初は体調を考慮し、対象者の意向も踏まえ9時からの出勤とした。現在は通常どおりの勤務をしている。
休憩時間は対象者の体調に合わせて、所定の1時間より多めにとれるよう配慮している。また、月に1～2回の通院に際しては有給休暇で対応している。

本人の負担の程度に応じ、業務量等を調整すること

デイサービスで利用者受け入れ補助の業務を中心に行っている。また、利用者の送迎同行などの業務に関しては、基本的には他の職員と同様である。ただし、電話対応については、難聴の症状を考慮し行っていない。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

管理者には、対象者自らの病気の状況についてが説明されている。また、その他の職員に対しては、体調不良時における休憩や休暇取得の必要性を理解してもらうため、めまいや吐き気、聞こえづらさなどの具体的な状況を管理者から説明し理解と協力を求めている。

その他の配慮

うつ症状も見られるため、対象者の状態に合わせて、話を聞いたり見守りを行ったりしている。また、以前の職場では休みが多く出勤しづらくなってしまった経緯があるため、心理的負担がないように配慮している。