採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

直属の上司の係長及び施設責任者が指導・相談担当となっている。相談がある場合は、些細と思われることでも相談するように指導している。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

勤務当初は、週2日から3日の勤務であったが、対象者と相談し疲れやすいとの体調も考慮した上で、現在は週1日の午前か午後のシフト勤務となっている。また、体調不良で欠勤した場合に備えて他のスタッフがヘルプに入り業務をフォローできる態勢をとっている。

本人の負担の程度に応じ、業務量等を調整すること

この病気の性質上、筋力低下や疲れやすさが勤務の支障となることがある。訪問看護の業務は通常であれば力仕事を伴う場面もあるが、対象者が勤務するときには、力仕事が必要な訪問先を避けたり、病気治療の過程での免疫力低下を考慮し、感染リスクの高い患者のいる訪問先は他のスタッフが担当するなどの配慮をしている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

体調不良のときには、すぐに他のスタッフにヘルプに入ってもらう必要があるので、同僚に対しても対象者の病気について周知し、フォローを依頼している。

その他の配慮

上記の他のスタッフによるフォロー態勢を整えることは、本人の「体調が悪くてもシフトどおりに出勤しなければならない」という心理的負担を軽減することにも役立っている。