募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

面接の際は、ハローワークからの手話協力員が同席したが、主に面接担当者である店長との紙を使用した筆談により面接を行った。状況により、手話協力員に依頼する場面もあったが、店長との意思疎通を図るため、ほとんどは筆談により実施した。

面接を筆談等により行うこと

紙を使用した筆談により実施したため、時間については1時間程度で、通常の場合と比較し3～4倍の時間を要した。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

業務指導に関しては、特に専任の担当者を決めているわけではなく、従業員全員が分担して行っているのが現状である。
業務面・生活面で相談等がある場合は店長を担当者としているが、相談に関してはほとんどない。

業務指示・連絡に際して、筆談やメール等を利用すること

コミュニケーションを取る手段としては口話が基本であるが、状況により筆談で行う場合もある。急な休みの連絡等の場合、本人からメールがくる。

出退勤時刻・休憩・休暇に関し、通院・体調に配慮すること

出退勤時刻・休憩・休暇は基本的に他の労働者と同様であるが、本人の希望等も考慮し決めている。
体調についても本人の申出により、都度必要な配慮を行うこととしているが、本人については、無遅刻・無断欠勤なしの勤務状態が継続しており、体調も良好であるため、現時点では実質的な配慮は実施していない。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

全従業員に対し留意事項等を口頭により説明した。