募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

面接時は手話通訳、ハローワーク等の職員の同席を認めている。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

何かあれば全員で声をかけるので、担当者は特に定めていない。

業務指示・連絡に際して、筆談やメール等を利用すること

通常の業務指示は聴覚障害の人のアイディアで、その日の作業量、不良品、完成品、契約先等について一覧でわかるように表を作成し、壁に貼り出している。また、作業内容は毎日少しずつ変わるので、ホワイトボードで表示し、紙でも作業過程を配付している。同僚に知的障害の人がおり、まずは身振りから始め、遊びながら手話を教えたところ、三年ほどでできるようになった。今では通常の連絡は知的障害の方が手話通訳を行っている状態である。社内でその動きが広まり、簡単な手話なら今は3人ほどできる者がいる。難しい相談内容等の場合は本人が市の通訳や知り合いを連れてくる。

出退勤時刻・休憩・休暇に関し、通院・体調に配慮すること

8時、10時、10時15分、12時、13時、15時、15時15分に青いランプが点灯するようになっており、その近くに時計を設置し、休憩時間を知らせている。作業場のどの場所でも見えるよう、社内6か所に設置している。以前は赤いランプを使用していたが見えにくいとの声があり、青に統一した。

危険箇所や危険の発生等を視覚で確認できるようにすること

機械を使用する危険作業には配置していない。フォークリフトはセルを回すと同時にランプが点灯するようになっており、バックする場合はバックランプが点灯するようになっている。フォークリフトを動かす際は光で危険を知らせられるようになっている。