採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

問題があった際の相談は総務部で担当を決めている。男性の障害者は男性、女性の障害者は女性の担当としている。

移動の支障となるものを通路に置かない、机の配置や打合せ場所を工夫する等により職場内での移動の負担を軽減すること

移動距離が短くて済むように、机は倉庫やトイレに一番近い場所に配置している。

スロープ、手すり等を設置すること

階段は当初2段で1段目が36センチ、2段目が24センチと段差が激しく昇降がしにくいため、昇降を楽にするための工事を行った。初めはスロープを検討したが、スロープはスペースの問題から高配が急になると聞いて階段の段差を小さく均等にする工事に変更した。また、手すりがなく壁を伝って上がってもらう状態だったため、手すりを設置した。

特別に要した費用　（　）はうち助成金充当部分※
618,398円（412,000円）

※配慮を講じるに当たって、特別に要した費用や助成金の支給を受けた場合の金額を記載しています。

配慮前

配慮後

体温調整しやすい服装の着用を認めること

基本として、制服での通勤は認めていないが、冷えると体調を崩しやすいとのことなので、制服のズボンの下に着込んでもらい制服での通勤を認めている。

出退勤時刻・休憩・休暇に関し、通院・体調に配慮すること

出退勤にあたって道路を挟んだ離れた場所に従業員用駐車場があるが、距離があるため、社屋近くの社用車置き場の一部を本人の駐車場とし、移動距離を少なめにした。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

特に差別をせず周囲にも特別な説明はしていないが、2階に上がる等、本人に負担のかかりそうな作業は周りが自然に気を使っている状態である。