募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

障害者就業・生活支援センターの職員も同席し、面接を行った。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

総務担当者2名を業務指導、相談担当と定め、業務指示などは2名から本人に行っている。採用当初は毎日終業前10分間を面談時間とし、当日のふりかえりを行い業務の進め方や仕事の感想等を話し合った。現在は仕事に慣れてきたこともあり、週1日（毎週金曜日）に同様の相談を実施している。また、月1回障害者就業・生活支援センターの職員が訪問し、本人と仕事面や生活面での不安はあるか等の面談を行っている。

本人の習熟度に応じて業務量を徐々に増やしていくこと

最初は担当職員がつき、一緒に見本を見せながら仕事を行い、慣れてきたら徐々に一人で業務を行うようにした。一つの作業ができるようになったら、新しい業務の内容を教えるようにし、段階的にできる作業を増やしていった。

図等を活用した業務マニュアルを作成する、業務指示は内容を明確にし、一つずつ行う等作業手順を分かりやすく示すこと

総務への配属で細々とした作業が多いため、業務内容表を作成し時間帯により変わる業務を作業表により一目で分かるようにした。
また、事業所内のメール便の回収、配付作業では最初は担当者が付き添って各部署を回り一緒に作業を実施したが、徐々に付き添いの回数を減らし現在は一人で対応している。メールボックスと工場の扉や棚等に色の違うテープを貼って、部署の場所を覚えやすくする等、メール便の回収作業をわかりやすくする工夫をした。

出退勤時刻・休憩・休暇に関し、通院・体調に配慮すること

3か月に1度通院がある。有給休暇にて対応している。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

管理職と同じ部署の職員、実際に本人と接することが多い各部署のメール便担当者に、総務課より障害内容や必要な配慮を説明している。