募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

ハローワークの担当者と障害者就業・生活支援センターの担当者が同席し、障害特性や勤務時間の希望等配慮を依頼したいことを補足説明した。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

担当者1名を定めた（現場の工場長、経験40年のベテラン）。

業務の優先順位や目標を明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順を分かりやすく示したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

負担感や混乱を与えないよう、一つ一つの業務工程に対するチェックリストマニュアルを作成した。工具の置き場所や動線を分かりやすく改めた。業務完成後は専任担当者がチェックする体制をとっている。

出退勤時刻・休憩・休暇に関し、通院・体調に配慮すること

本人の希望に合わせた短時間勤務とし、通院のための休暇に配慮している。また、業務中の所定休憩時間以外でも、本人の申告または専任担当者の判断により、こまめに休憩を入れてよいこととした。

できるだけ静かな場所で休憩できるようにすること

社員共有の休憩スペース以外に、本人の作業場付近に個室（物置場だった場所を整理し外光が入るよう改良）を用意し、一人で気軽に休憩を取れるようにした。また、この個室休憩場所に家庭用空調機を新たに設置した。

特別に要した費用　（　）はうち助成金充当部分※
約6万円（0円）

※配慮を講じるに当たって、特別に要した費用や助成金の支給を受けた場合の金額を記載しています。

本人の状況を見ながら業務量等を調整すること

本人の障害特性上、ノルマ目標を設定すると負荷がかかるため、当面は一つの業務を自分のペースで取り組めるようにした。その後、毎週行っている本人の作業習得状況を確認するミーティングで、本人から先輩の仕事もできるようになりたいという申出があり、少しずつ新たな業務を教えている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

本人の希望により、人事課から現場の社員に対して、障害名、関わり方（本人がストレスとならない声の掛け方）、体調管理等について説明した。

その他の配慮

現場以外の社員も含め、本人の居場所として認める温かい声掛け、コミュニケーションを心掛けている。