採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

同じ清掃部門の職員3名（同じパートであるが、経験年数が長いため指導役）と一緒に作業を行いながら、業務を覚えてもらうこととした。人によって指示内容が違わないよう、作業方法は統一している。施設長や人事担当も手の空いたときは、本人の作業の様子を見たり、困ったことがないか声掛けなどを行っている。

移動の支障となるものを通路に置かない、机の配置や打合せ場所を工夫する等により職場内での移動の負担を軽減すること

施設内は広いため、道具を運んだりするときは台車などを利用している。介護施設のため、基本的に移動の支障となるものは、通路に置いたりはしていない。

机の高さを調節すること等作業を可能にする工夫を行うこと

重量物（水を入れたバケツ等）の取扱いが難しいため、他の職員が運んだり、台車を利用するなど本人の負担とならないよう配慮している。

スロープ、手すり等を設置すること

介護施設のため、既に手すり等は設置されている（上肢機能障害のため、本人も特に必要とせず）。

体温調整しやすい服装の着用を認めること

職場のスニーカーを使用していたが、靴が合わなかったため、本人の履きなれた靴の使用を認めた。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

施設長より朝礼で全職員に障害の説明（重量物の取扱い不可など）を行い、本人をサポートしてほしいと呼び掛けた。

その他の配慮

作業着を持ち帰り洗濯することが大変なことから、職場の洗濯機を使用しても良いこととした。