募集・採用時の合理的配慮

面接の際にできるだけ移動が少なくてすむようにすること

• 採用説明会会場と面接会場を同じ会場にて設定した。
• 入室して最短距離で着席できるレイアウトにした。
• 車いすが通れる通路を確保した。
• 業務用のエレベーターを利用可とした。

その他の配慮

• 介助者が必要か事前に確認し、必要であれば同席してもらっている。
• 面接時には入口まで迎えに行く。

採用後の合理的配慮

移動の支障となるものを通路に置かない、机の配置や打合せ場所を工夫する等により職場内での移動の負担を軽減すること

入口からすぐの座席にした。車いすが実際に通れるか本人と一緒に検証した。右側が不自由なため、レイアウトも工夫をし、よく使用する共通の事務用品は手の届く位置に変更した。

机の高さを調節すること等作業を可能にする工夫を行うこと

車いすのまま作業ができる机を設置し、電話は取りやすい位置に設置した。また、コピー機も車いすのまま使用できる高さの物を導入した。

スロープ、手すり等を設置すること

通常の事務用の袖机の引き出しは、左手の力だけでは引き出しを使えないため、カラーボックスに変更した。

体温調整しやすい服装の着用を認めること

本人からの申出に応じて、ポロシャツ等の自分で着脱できる服装での勤務を認めている。

出退勤時刻・休憩・休暇に関し、通院・体調に配慮すること

通院等が必要な場合には、翌月度の勤務シフト作成の際に、上司と相談し、グループ内でのシフト調整を行っている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

入社時点で業務に関わる従業員へは配慮について説明している。その際、本人に配慮説明の範囲について承諾をもらっている。
また、本人の意思を尊重し、本人が配慮してほしいと申し出た内容については同一グループ内で共有している。

その他の配慮

忘年会や新年会など会社の親睦会は、参加するかどうか分からないが、あらかじめ車いすが使用可能な会場にし気兼ねなく参加できるようにしている。
多層階での勤務のため、万が一の災害に備え、エレベーターが止まっても降りられるよう、車いすのまま階段を降りられる【キャリダン】を設置し、年に2回訓練を実施して、本人だけでなく、メンバーも車いすに乗っておりてみる等も行っている。