募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

見学時にハローワークの担当者の同行を認めた。面接は本人のみで行ったが、入社についての説明の際は、母親の同席を認めた。

面接・採用試験について、文字によるやりとりや試験時間の延長等を行うこと

試験は実施せず。事前の見学時に仕事内容などを詳しく説明した。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

現場の主任を指導者として決定し、業務指示や報告をさせるようにしている。

業務指示やスケジュールを明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順について図等を活用したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

最初はマニュアルを作成して対応したが、徐々にマニュアルなしでもできるようになってきた。指示は一つずつ行うが、手順やスケジュールの変更があっても適応できるようになってきている。また、本人の意思で、勤務時間の延長を口にするなど、周囲の体制に本人が気配りできるよう成長してきた。

出退勤時間・休暇・休憩に関し、体調に配慮すること

初めはきっちり12時から1時間の休憩が欲しいと本人から要望があり、対応していた。仕事の性質上、途中で休憩するより終わってからの休憩の方がスムーズにいくと本人が判断できるようになってからは、本人から休憩に入る時間を少しずらすと報告の上で、休憩するようになってきた。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

職員全体に対し、入社前に具体的な障害についての説明を実施した。

その他の配慮

障害者トライアル雇用開始時から、ジョブコーチ支援を活用している。本人からの相談や事業所の担当との橋渡し役を担っている。事務担当者が声掛けをしたとき、「洗濯物に名前が書いていないため、誰のものか判別できず、困っている」と本人から聴取したこことから、すぐに現場に伝え名前を書くよう対応した。