募集・採用時の合理的配慮

面接を筆談等により行うこと

面接時は口話および筆談を交えて行った。また、本人の発語についても尊重した。

その他の配慮

事前に特別支援学校の進路担当教諭から聴覚障害にかかる特性やどのような配慮が必要か等の情報収集を行い、「聴覚障害者の働きやすい職場」をテーマに掲げ、耳栓を使用して会話したり消音にしたテレビを見たりして聴覚障害者への理解を深めた。また特別支援学校の生徒に対して自社のインターンシップを活用した。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

配属部署内で業務指導の担当者を定め、指揮命令の単純化および明確化を図った。

業務指示・連絡に際して、筆談やメール等を利用すること

入社当初はホワイトボードに仕事の順番を整理して記入し、本人が理解しやすいように配慮した。最近は社内チャットを利用して仕事の進捗確認や指示等を行っている。（パソコンの音声ソフトも導入したが、誤認識も多く効率が悪かったため現在は利用していない。）会議の際には筆談できる社員を1人付けるか、または内容をメールにて本人に送付して情報共有を図っている。

危険箇所や危険の発生等を視覚で確認できるようにすること

パトライトや事務所入り口ドア付近に衝突防止のための鏡の設置している。災害時のために、携帯型バイブ誘導装置を出社時に持たせている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

口をわかりやすく動かして話をすること、補聴器を付けている側に立って話をすることなどの配慮を行うよう、同じフロアの社員に周知している。

その他の配慮

• 事務机は補聴器を付けていない側を壁にして、音を拾ってしまうプリンタ等の事務機器は遠くに置いている。
• 簡単な手話の社内研修の実施している。
• 社内業務研修時にDVDを用いる場合は字幕付きのものを使用または手話通訳の派遣依頼を行っている。