募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

障害者就業・生活支援センターや地域障害者職業センターの職員が同席した。

面接を筆談等により行うこと

社内に手話通訳者がいるため、面接時には同席させ手話通訳を行い面接するが、手話が分からない場合は筆談による面接も行っており、その場合は通常の面接に比べ1.5倍の時間を掛けている。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

聴覚障害者の担当者がいるわけではなく、他の労働者と同じくグループリーダーからの指示によって動いている。グループリーダーは聴覚障害者への指導経験があり、手話や筆談で指示しているが、分かりにくい時は社内の手話通訳者を通して意思疎通を図っている。作業方法については、同じグループの聴覚障害者の先輩にやり方を教えてもらうこともある。

業務指示・連絡に際して、筆談やメール等を利用すること

聴覚障害者のそばに筆談器を用意している。グループリーダーから手話や筆談により指示をしている。必要があればメール（メッセンジャー）も使っている。

筆談器カキポン

出退勤時刻・休憩・休暇に関し、通院・体調に配慮すること

他の労働者と同じで特に配慮等はないが、休み・出勤が遅れる事等の連絡にはメールが使われている。

危険箇所や危険の発生等を視覚で確認できるようにすること

部屋の天井に非常用パトライトを付けており、非常時には視覚的にわかるようにしている。また、通路の交差部分にはカーブミラーを設置し、視覚的に確認できるようにしている。

非常用パトライト

カーブミラー　その1

カーブミラー　その2

その他の配慮

印刷機の給水ブザーや二枚差検知ブザーが聞こえないので、ランプをつけて視覚的に確認できるようにした。また、手話通訳者による手話教室を行ったり、専門用語が多いため、用語の意味・手話表現を記した「会社で使う手話単語」を作成している。

給水ランプ

給水部分

二枚差警報ランプ

「会社で使う手話単語」と手話教室テキスト

「会社で使う手話単語」内容