募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

母親同伴での面接を可とした。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

本人の相談役として、本人と同性の者が相談しやすいと考え、女性2人を担当者としている。担当の女性は同じ施設で働くヘルパーであり、作業中の声掛けや、昼休みの雑談の中で相談を行っている。

本人の習熟度に応じて業務量を徐々に増やしていくこと

当初施設利用者への簡単な対応もさせていたが、不慣れで難しかったので、清掃のみとしている。一通り仕事を覚えたら、利用者への対応もさせることも検討中である。月一度本人と保護者、担当2人、施設長で話合いを行い、その後、業務の見直しをしている。

図等を活用した業務マニュアルを作成する、業務指示は内容を明確にし、一つずつ行う等作業手順を分かりやすく示すこと

仕事や社会的マナーの習熟度を本人にわかりやすくするため一覧表にし、そこに本人がチェックするようにしている。また、よくできたときにだけ本人にシールを渡し、よくできたシールを台紙に貼るようにしている。動物と果物のシールで本人の興味をそそっている。

出退勤時刻・休憩・休暇に関し、通院・体調に配慮すること

公共交通機関の到着時間等を考慮し、10時30分からの勤務としている。勤務当初は昼休み時間も他の従業員と別に取っていたが、慣れてきたのを見計らい同じ昼休み時間にした。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

本人の担当2名以外には特に本人の障害については改めて説明はしていない。本人に対しては、仕事の内容の説明をする時に写真付きの資料を別に作成し、それを使用している。

その他の配慮

スケジュール表にて社会的マナーについても確認し、チェックするようにしている。何かあれば、紹介を受けたハローワークの職員や県の障害者サポートセンターに相談している。