募集・採用時の合理的配慮

その他の配慮

• 採用担当者が同席し、面接前オリエンテーションで緊張を和らげてから面接を実施した。
• 面接時に質問を早口で伝えない、話したいことを言語化できない際には質問の角度を変えたり落ち着いて思考がまとまるまで回答を待つなど緊張を和らげる配慮を行った。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

• 当社の方針として直属上席ラインは入社時に決定し、周知している。また、相談は適宜、採用担当、上席などに相談できる体制を整えている。

業務の優先順位や目標を明確にし、指示を一つずつ出す、作業手順を分かりやすく示したマニュアルを作成する等の対応を行うこと

• 一つ一つの業務について、指示する担当者を決め、手順や完了後の確認を一緒に行っている。
• 複数の仕事を優先順位を設けて依頼するのではなく、一つの仕事が終わった後に体調をみて次の仕事を依頼するようにしている。
• 業務の標準化を図るため、マニュアルを作成している。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

規定の休み時間以外にも体調を考慮して休憩を認めている

• 当社の方針として、年休を取得しやすい環境づくりを行っているため、業務の繁閑に合わせ、年休（連休も可）を取得している。
• 時間休（1時間〜6時間まで）も取得可能なため、柔軟な休暇が取得できる。

できるだけ静かな場所で休憩できるようにすること

• 休憩室は、特に定めていないが、空いている会議室などで休憩できるようにしている。
• 会議室に空きがない場合は、リラックスできる自由な場所での休憩を認めている。また、別棟にある、ベッドが完備されている休養室へ適宜案内し、利用しにくさを払しょくしている。

本人の状況を見ながら業務量等を調整すること

• 期限の定めのある業務はなるべく控え、対象者のペースで業務を行えるよう配慮している。
• 業務内容・量について定常化して、本人が混乱しないようにしている。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

対応上のポイントである「コミュニケーションが苦手であることを踏まえた対応」、「疲労感があるときのサポート」、「難易度の高い業務は2人で行う」などについて、事前に関係者に説明している。

その他の配慮

• 業務量が多い場合は他の社員がサポートしたり、苦手な作業については担当者がそばでサポートしている。
• 体調や通院の状況を対象者と確認し、当日の勤務時間の短縮や担当業務を減らすなどの調整を行っている。
• 信頼関係構築が緊張を和らげる上で最も重要と考え、日ごろから業務外コミュニケーション（ランチ、懇親会など）を積極的に行っている。
• 自ら発信することが難しいときもあるので、関係者主導で体調や業務状態を聞き出すようにしている。