両下肢障害者の事務職における合理的配慮事例
2017年度作成
- 事業所名
- 合理的配慮事例・29020
- 業種
- 製造業
- 従業員数
- 635人
- 職種・従事作業
- 事務職(パソコンでの倉庫在庫部品の払い出し伝票の入力作業)
- 障害種別
- 両下肢機能障害
- 障害の内容・特性
- 小児麻痺による両下肢機能障害。30代から両松葉杖使用。車いすは所持しているが、普段は使わない。平地、段差の移動は可能、階段昇降は不可。急に力が抜けて転ぶことがある。若いときには杖なしでも歩けていたが、加齢とともに動きが悪くなっていると感じている。
- その他
- 障害者職業生活相談員
障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細
- 対象者の入社(平成17(2005)年)に合わせてトイレの改修(洋式便器、手すりなどの設置)及び専用駐車場を確保した。
- 入社当時、対象者はトイレから離れた部署に配属されていたが、工場全体での業務の変更があったこと、また対象者から、トイレまでが遠く、負担が大きいなどの相談を受けて、昨年2月にトイレから近い現在の部署に異動させた。
- 対象者からの相談は障害者職業生活相談員の有資格者である指導者が随時受けている。また、定期的には年2回、企業在籍型ジョブコーチとの面談を行っている。
配慮を受けている障害者の意見・感想等
指導者が親身に相談に乗ってくれるので助かっている。今の職場はトイレが近いのでありがたい。とても良い環境で仕事に従事できている。車いすを保有しているが、松葉杖を使って自分の足で歩くことができる間は、車いすの利用は控えたいと考えている。障害があっても仕事には最優先で取り組んでいます。良き理解者、相談者がいれば仕事は長続きすると思う。
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